【宮崎市】「慢性心不全・上行大動脈拡大」で障害厚生年金3級を受給できたケース

相談者様について

相談者:男性(40代)/調理

傷病名:慢性心不全・上行大動脈拡大(人工弁、人工血管)

決定した年金種類と等級:障害厚生年金3級

支給月から更新月までの総支給額:約312万(年間受給額:約58万、遡及額:約102万)

相談時の相談者様の状況

物心ついたときから、激しい運動をすると息切れし易く、体育の授業も見学が多かったそうですが、体型のせいだろうとあまり気にされておらず、仕事に就いてからの健康診断で初めて心臓の異常を指摘され、かかりつけ医を受診したそうです。重度の大動脈弁閉鎖不全と2尖弁及び上行大動脈拡張と診断されましたが、仕事が忙しかったことや治療の必要性をあまり感じておられず受診はせず、少しの距離を歩いただけで息切れしていたそうですが、依然として太っているせいだと思い込んでいたとのことでした。

しかしある日、職場で倒れたため病院を受診、そこから本格的に治療を開始し、約半年後に大動脈弁置換・上行大動脈置換術を施行されました。術後は障害者雇用枠で仕事をされており、術前のような激しい息切れはなくなったそうですが、重い物を持つ作業等は難しいとのことで、お仕事に多少の支障をきたしているようでした。

相談から請求までのサポート

障害認定日まで遡っての請求でしたので、障害認定日頃と現在の診断書をそれぞれ別の病院から作成して頂きました。人工弁置換術は初診から1年6か月経つ前に置換術を受けた場合、その日が障害認定日となるのですが、相談者様の場合は置換術の少し前に1年6か月の障害認定日があったため、原則通りの認定日請求となりました。

障害認定日当時からの症状を細かくヒアリングし丁寧に申立書に書き込みました。

結果について

裁定請求から約4か月で障害厚生年金3級の受給が決定し、次回の更新月までに約312万円の受給が決定しました。

今回相談者様は初診日から1年6ヶ月後の障害認定日の1ヶ月後に人工弁・人工血管の
置換手術を受けていたため、遡及請求分が認められるかがポイントとなりましたが、

結果として、遡及請求分も無事に認められ、納得のいく結果となりました。人工弁や人工血管等を装着されている方は、遡及分の請求についてもあきらめることなく当センターにご相談いただければと思います。

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