「慢性心不全、上行大動脈拡大」で障害厚生年金3級を受給できたケース

相談者について

相談者：男性（40代）／会社員
傷病名：慢性心不全、上行大動脈拡大
決定した年金種類と等級：障害厚生年金3級
支給月から更新月までの総支給額：約209万（年間受給額：約58万　遡及額：約102万）

相談時の相談者様の状況

　相談者様は、物心ついた頃から、激しい運動をすると息切れすることがあり、体育の授業を時々見学したり、遠足の際に車で送ってもらう等していたそうですが、その他の日常生活には支障がなかったため、太っているせいだろうと思いあまり気にしていませんでした。就職後の健診で初めて心臓の異常を指摘され病院を受診し、高血圧と大動脈弁閉鎖不全、2尖弁及び上行大動脈拡張と診断されました。精査を勧められましたが、仕事が忙しかったことや、治療の必要性を感じていなかったことから、症状はあるものの相変わらず
太っているせいだと思い受診せず過ごしていたそうです。しかし1年程経った頃のある朝の起床時に動悸があり、職場で倒れたため再度受診しました。以前診断されたものに加え、発作性上室性頻拍も確認され、通院を開始したとのことです。大動脈弁置換術、上行大動脈置換術を受け、経過良好だそうですが、術後は重い物を持ったり作業を素早く行おうとすると息切れをするようになったため、周囲から配慮を受け仕事をされているそうです。

相談から請求までのサポート

　診断書を障害認定日当時と請求時の2枚取寄せて認定日請求を行いました。受診していない期間もありましたが、申立書にヒアリングした症状等を記載し作成しました。

結果

　裁定請求から約4か月で障害厚生年金3級の受給が決定し、次回の更新月までに約209万円の受給が決定しました。
　心疾患の場合、3級に認定される場合も比較的多いため、自営業等で国民年金に加入中だった方は障害年金が受給できない場合もあります。当センターでは年金保険料の納付状況の確認は無料で行っておりますので、少しでも疑問に思われた方はお気軽にご相談く
ださい。