「脳性麻痺・精神発達遅延」で障害基礎年金1級を受給できたケース

相談者様について

相談者:女性(20代)/無職

傷病名:脳性麻痺・精神発達遅延

決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級

支給月から更新月までの総支給額:永久認定(年間受給額:約97万 遡及額:なし)

 

相談時の相談者様の状況

 相談者様は、生まれてすぐにチアノーゼや嘔吐、発熱、哺乳低下があり、救急搬送されました。NICで治療し、退院目前にして呼吸が止まりかけたため、そのまま治療を続けることとなり、約半年間入院生活が続いたそうです。脳性麻痺・精神発達遅延により、他の子と比べて成長スピードがゆっくりで、2、3歳頃は歩行器を使ってでなければ歩くことが出来ませんでしたが、毎日リハビリへ通い、4歳過ぎ頃に全介助の下、ようやく歩き始めました。

 しかし言葉を話すことが出来ず、ご家族はご本人の意思を表情で読み取っていたそうです。意思のある自発的な行為はなかなかできていませんでしたが、15歳頃になると、周囲から見守ってもらいながら自分のペースで歩けるようになりました。また、この頃になると、周囲からの呼びかけに笑顔で反応することが増えたそうです。20歳を過ぎた現在でも通所は続けており、日常生活において全介助が必要な状況で、会話による意思疎通は出来ないため、自分の欲求が理解してもらえないと壁に頭をぶつける等の自傷行為があるとのことでした。

 相談時は会話が難しい相談者様に代わって、お母様が来所されました。

 

相談から請求までのサポート

 診断書は相談に来られる前にお母様が既に取得をされており、当センターでは申立書の作成からとなりました。脳性麻痺と精神発達遅延の2つの疾患があり、申立書はそれぞれの疾患ごとに診断書と矛盾の内容に作成しました。

 

結果

 裁定請求から約2か月で障害基礎年金1級の受給が決定し、永久認定となりました。

 相談者様のお母様は、会話による意思疎通が出来ず、全介助状態で、一人で出来ることが限られている相談者様の将来を大変心配しておられましたが、無事に障害年金の受給が決まり、少しは安心されているようでした。

 生まれつきの障害やご病気をお持ちの方の場合、20歳になったらきっちりと障害年金を受給できるように、20歳になる前から準備を進められることをお勧めいたします。

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