「両側変形性肩関節症・頚椎椎間板ヘルニア」で障害厚生年金3級→2級に改定されたケース

相談者について

相談者:男性(60代)/無職

傷病名:両側変形性肩関節症・頚椎椎間板ヘルニア

決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級

支給月から更新月までの総支給額:永久認定(年間受給額:約120万 遡及額:なし)

相談時の相談者様の状況

 相談者様は、ある日浴室で転倒、首に怪我を負い、眠れないほどの痛みと痺れがありました。翌日病院を受診したところ、首の椎間板が潰れ、神経が圧迫されているため、椎間板を入れ替える手術が必要となりましたが、当時アメリカに在住していた相談者様は、保険の関係で実際に手術を受けるまでに5ヶ月ほどかかったそうです。椎間板を人工椎間板に入れ替える手術を受けた後、痛みは軽減されましたが、痺れと筋力低下は改善がなく、手術を受けるまで期間が空いたことで筋力低下が進行し、神経が死んでいるため今後回復は見込めないと言われました。

 術後は自分のできる範囲でリハビリやマッサージ、ストレッチを行い、たまに整骨院で施術を受け、痛み止めの服用などで対処し3年程は通院していませんでしたが、肩、腰や膝にも強い痛みを感じ、通院を再開、注射を受けたものの改善はなく、検査を受けると両変形性肩関節症、頚椎椎間板ヘルニアと診断されました。以前手術をした際にボルトで固定していた他の椎間板も悪化し、再度首の椎間板を入れ替える手術を受けました。しかし術後も症状は悪化し、治療の効果もあまり感じられなくなっているそうです。肩の痛み改善のためには、人工関節を入れるしかないと言われたそうですが、永久ではないため入れていないとのことです。首、肩、腰、膝のあらゆる関節に痛みや痺れがあり、日常生活への支障もかなり多いようで、仕事も出来る状態にないとのことでした。

 

相談から請求までのサポート

 相談者様は、数年前に当センターで障害年金の請求をし、障害厚生年金3級に決まりました。その後腰や膝の症状が悪化したため、今回額改定請求のご依頼をいただきました。

 初回の請求後、2度の額改定請求を行いましたが、1度目は改定ならず、1年後の今回で無事に障害厚生年金2級に改定されました。

 

結果

 額改定請求から約3か月で障害厚生年金2級に改定され、永久認定となりました。

 既に障害年金を受給中の方の症状が悪化された場合には、65歳前であれば額改定請求が可能ですので、思い当る方はお気軽に当センターまでご相談ください。

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